ザ・ビッグラン神奈川 アーカイブズ
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 特筆すべき事業活動 「ザ・ビッグラン神奈川」記:2018.6.17 

 事業(行事)として特筆すべきことは、協会独自の「ザ・ビッグラン」を創設している点でしょうか。
 ザ・
ビッグランとは、長期的なサイクリング定着の前段として一人前のサイクリスト(個人単独で旅行形式の自転車趣味)を育む考えから19858月試行開始したものです。
 この楽しみ方は、神奈川県サイクリング協会が創始して現在では、各県に広まっています。

 これは、競技:レースのように時間を争うものでもなければ、催し:イベント・ライドのように与えられるものでもなく、日本双輪(自転車)旅行黎明期の団体サイクリングとも異なる性格をもっています。
 交通安全
(道路交通法)を守っておれば競技規則や大会規則に縛られることもありません。その代わり大会組織のサポートも得られません。
 
各人が自由に計画を立てて好みの季節に休暇に合わせて毎年のテーマ(通過ポイントのみ協会が設定する)を巡るというスタイルです。
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愛用自転車を整備して途中でトラブルがあれば自ら修理します。
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気象条件を判断して地図を読み、尋ねたい史跡や観光名所など自由に盛り込みます。
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降雨や逆風で楽しくなくなったり体調不良になったら一息ついて様子をみます。
  
美味しい地元料理や写真機による記念撮影の時間としても良いでしょう。
  中断して次回に途中から始めても好し。

 将にサイクリングの一環として始めた歴史ある事業活動です。

月刊 ニューサイクリング誌 1985年10月号に今井 彬彦 編集長と山本 貞夫(当時:理事長)との対談と今井氏参加手記が掲載される 
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